子育て関連

高岡美穂

高岡美穂たかおか みほ|子育て関連

楽しくまなぶ・まなびを楽しむ

高岡 美穂
まなびや てとら 代表  児童英語講師
1979年 4月23日生まれ

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2009.10.30

第8回 EQを育てる 

 

今回のテーマはEQです。EQとは、心の知能指数とも言われており、IQと共に学習に必要な素質の一つです。

 

★EQとは?

「猫に小判」と言われるように、どんなに良いものを持っていても、それを使いこなせる技量がなければ意味がありません。まなびにおいても同じ事が言えます。どんなに難しい問題を解く能力を持っていても、それを使う機会を自分で作る事ができなければ意味がありません。また、学習で行き詰まった時、次のアクションをどのようなものにするかによって、その後の展開は変わります。どう変えるのかを決めるのは自分自身の心です。

 

学校を卒業したら、テストの点数だけで評価される機会は少なくなり、テストの点数よりも、それまでに自分が獲得した能力を上手に使って仕事に励む事が出来る人材が求められるようになります。

自分が獲得した能力を発揮して新たな事に挑戦するという、良い循環をスムーズに行う為にはEQは欠かせないものです。ただ、EQは高ければ高いほど良い訳ではありません。それぞれのバランスと、それらを使いこなす事が大切なのです。

 

★EQと性格って同じ?

 EQのお話しをしていると、多くの方に、「EQとは性格ですか?」というご質問を頂きます。これは、EQや心理学を研究されている方々の中でも、はっきりとした答えが出されていないのが現状ですが、私は性格とEQは別のものだと思っています。

性格とは、生まれ持った気質、感情や意志の傾向を表します。しかし、EQとは、その後の環境によって影響を受けた部分です。

例を挙げると、すごく泣き虫な性格な子どもは、一生泣き虫でしょうか?多くの泣き虫さんは、ある時期をさかいに家族以外の前では泣かなくなったり、泣きたくても我慢するようになったりします。これは、精神的な成長ももちろんありますが、「泣いてばかりだとおかしいよ。」という事に気付いたから。または、「泣かなくても、気持ちを伝えられる。」事に気付いたからだと思います。この子どもの場合、本来持っている性格は、泣き虫(涙もろい)で、感受性が強いと推測する事ができます。しかし、実社会において、それではダメだ。と気付き、行動を変化させることによって、自分がもっと社会といい関係でいられるのだと感じたのでしょう。

このような変化をもたらすのがEQです。

 

 

★EQを育てるには?

 心をたくさん使う事が大切です。

喜び・悲しみ・楽しみ・怒り・・・たくさんの感情が人間にはあります。それらの感情をたくさん味わい、それらをどう生かしてゆくのかをまなぶ必要があります。

このコラムをご覧の方の多くは子どもさんをお持ちだと思いますので、幼少期のEQの育て方についてお話してみたいと思います。

 

赤ちゃんの頃は、子ども自身の感情表現はあまり多くありません。「お腹がすいた。」「痛い。」「さみしい。」など、生きていくために必要な欲求を伝える事がメインです。「嬉しい。」「悲しい。」「くやしい。」などの気持ちを伝えられるようになるのはもっと後です。しかし、赤ちゃんの頃から、心を使う準備は整えられています。そのきっかけとなるのが、語りかけと共感です。

例えば、ご飯を食べさせている時に、「おいしいね。嬉しいね。」と語りかけ、子どもが喜ぶ顔をしたら、「そうだね。おいしいね。」と共感する事で、子どもの心は発達します。

また、失敗をしてしまった時には、「悔しいね。」と共感し、「次はこうしようね。」とアドバイスをする事で、もう一度チャレンジする勇気を育てる事ができます。

心の発達と、それに伴った心の制御力を育てることでEQも育ちます。

難しく考えるよりも、親子の時間を大切にし、たくさんお話をして、たくさん共感して下さいね♪

お話をする時には、なるべくポジティブな言葉を選ぶようにしましょう。ネガティブな言葉は子どものやる気を失わせ、EQの発達にも悪影響です。
子どもを叱る時は思いっきり叱る。叱り終えた後には、「次はちゃんとできるよね。」などポジティブな言葉を掛けてあげましょう。